IBD リンパ管拡張症
あるとき下痢が急にひどくなりました。2匹いっぺんです。
水下痢状態で病院に行って便を何度も顕微鏡で調べても何も見つかりません。
下痢止めやビオフェルミンをもらっても、薬の種類を変えても全くおさまらず、噴水便で毎回の掃除も大変、
便をとる際に手に何度もかけられました。
幸い食欲はありましたが、人間でも下痢が続けばお尻が痛くなりますし、しんどいです。
病院では食物繊維を多く含んだ療法食を勧められ、たくさんの種類を買って食べさせても
便の状態は少しも良くなりませんでした。
効くであろう療法食はほぼ全て試してはダメで、精神的にも塞ぎましたし、病院代もかさんでいきました。
検査結果からリンパ管拡張症とわかっても薬も効きません。
2〜3ヶ月続いて夜な夜なネットで調べる日々でした。
ネットで激しい下痢は犬の腸が薬で冷え切ってしまっている、という記事を見つけ
本葛、山芋、乳酸菌、紅参などが入った1万円くらいのサプリメントのような白い粉を買いました。
スープに混ぜてご飯にかけてやるタイプです。
同じ頃、これだけ薬を飲んでも良くならないこと、薬が犬の腸を反対に悪くしているかもしれないことから
一か八かたくさん飲んでいた薬を全部やめてお粥にしました。
薬が効いていなくても、やめることでもっと悪くなったらどうしよう、
医師でもない自分の判断で死んでしまったらどうしようと
恐怖でしたが医師にも下痢を止められなかったのも事実です。
薬をやめてお粥だけにしてほんの2〜3日で、病院で何をしてもダメだったウンチが落ち着きはじめます。
本当に心の底から安心しました。
よくわからないサプリメントも少しは効いてくれているようでしたが
2匹で1瓶1万円、2週間持つかどうかだったので続けるのは難しいと思い、
おじやを本葛でとじたご飯にして、乳酸菌サプリを探して与え始めました。
サプリメントがなくなってもちょっと緩んだくらいで大丈夫でした。
葛根湯も葛ですよね。体を温めてくれます。
葛も気をつけて国産の本葛でないといけません。
安価で売っているものは葛ではなく、ジャガイモの澱粉を葛粉として売っているものもよく見かけます。
片栗粉やわらび餅もたいがいそうですよね。
フードや市販のお菓子はすぐ下痢をするのでNG,この頃お金がなくてアレルギー検査までしなかったのですが
小麦粉アレルギーも疑いつつ、小麦粉は腸を冷やすので与えるのをやめました。
特に薬をやめてもおじやご飯で3〜4年は落ち着いてくれるようになったのです。
リンパ管拡張症には脂肪分もよくないので出来るだけお肉もやめ、たまに鶏肉で
基本は鯖、大根、黒豆、クコの実、かぼちゃ、さつまいも、黒豆にブロッコリーを入れたり
おからを入れたりしました。
おじやをまとめて作っておき、あげるときに温めて犬は猫舌ですが、少しあたたかいくらいで食べさせます。
体を温めるように、生姜や人参も。犬は人参の消化は不得意らしいので細かくして。
消化は不得意だけど体には良いので。
おやつをどうしたものかと思っていたら、おから蒸しパンのレシピを見つけて
これがまたずっと主流のお菓子になりました。
おから、卵、砂糖と少量の水、重曹かベーキングパウダーを混ぜてレンジでチンするだけでOK。
砂糖を蜂蜜やメープルシロップ、または米こうじで作った甘酒で甘みを出して。
少しアンコを入れてみたり、黒豆や天津甘栗を入れたり、カッテージチーズを混ぜたこともありました。
これはかなり喜んでくれ、お腹にも良かったようです。
誕生日には豆乳や卵黄とおからパウダーでカスタードクリームを作って簡単なケーキでお祝い💖
ただ同じような食事も6年ほどでお腹が緩くなることが多くなっていきました。
それまでの食事、春から秋にかけての皮膚病、手術、下痢にステロイドや抗生剤を長期、または飲んできたツケなのか
ステロイドが最後までやめられませんでした。
腸の病気、免疫異常の病気は本当に怖い、長期に渡って苦しむことになります。
特に体の色々な症状は腸が引き金になっていることも多いです。
西洋薬では症状を抑えてくれるのですが、本当に体を良く治しているわけではないので
できることなら東洋医学、漢方を早く始められると良かったなと思います。